2023
2
Jan

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写真フィルムのデジタル化

フィルムのデジタル化は以前からいつかはしようとは思っていましたが、なかなかできませんでした。過去にも何度かトライしましたが、スキャン解像度、保存形式、保存ファイル名等決めることが多く結局いろいろ試しているだけで、作業は思ったほど進みませんでした。それと、パソコンの性能が今ほど良くなくスキャンにも時間がかかり、スキャンしたデータを保存する媒体も高価でした。

2020年の正月に「今年からデジタル化をする」と決意して始めました。
2005年まではフィルムカメラで撮影していたので結構な量のフィルムがあります。設定を決めて、初めは時間のある時に少しずつ行っていたのですが、2020年4月からコロナの影響で在宅勤務になり時間が取れるようになったので作業は進みました。
結局1年半くらいかけて約6000コマのフィルムをスキャン、データ変換(adobeRGB→sRGB)しました。

使用した機材

フィルムのデジタル化に使用した機材は以下の3点です。
・ビュアー
・ルーペ
・フィルムスキャナー
ビュアーとルーペはフィルムカメラで写真を撮っていた時から使っていたものがあったのですが、ビュアーの蛍光管が点灯しなくなっていました。今回、ビュアーは新しくLEDのものを購入しました。
ルーペはそのまま問題なく使えました。
フィルムスキャナーは、2006年に購入したものが動いたので使いました。

デジタル化の手順

フィルムをビュアーとルーペで一コマづつ確認して程度の良いものだけ選びました。
古いフィルムはネガが多く半分以上は変色、カビが付いていてスキャンをあきらめたものもあります。ポジは変色もカビも少なめで割ときれいでした。
フィルムスキャナーのドライバーが公式にはWindows10に対応していないので、動作するまでの設定に結構手間取りました。
とりあえず、スキャンできるようになったので作業を進めました。
途中で何度も、終わらないかもしれないと思い挫折しそうになりました。

スキャン設定内容

読み込みは二度はできないと思い以下の設定にしました。
・スキャン解像度:4000dpi
・取り込み色空間:adobeRGB(取り込み後にすべてsRGBに変換しました)
・マルチサンプルスキャニング:16回
・入力諧調:16ビット
保存はTIFF形式で、1コマ約120MBです。6000コマくらい読み込んだので大体750GBの容量が必要でした。
多分、sRGB形式で300dpiくらいでしか使用しませんがとりあえず設定できる最高画質で取り込みました。

 
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